アリュメール通信
質のいい呼吸で心と身体を整えよう [千葉・幕張店]
「呼吸」は当たり前すぎて、普段はあまり意識することは少ないかもしれません。
よりこの期間は特にマスクする機会も多く、できるだけ外部の空気は吸いたくないと思い、生活上の中で無意識に呼吸が浅くなったりしていませんか?
「呼吸」の大切さにきちんと目を向けて、一回一回の「呼吸」を質のいいものにすることで、体や脳、心の状態に良い変化をもたらすことが期待できます。
「質のいい呼吸」、その効果と具体的な方法ついてお伝えしていきます♪
質のいい呼吸とは??
普段何の気なしにしている呼吸によって、私たちの体が必要としている酸素が取り込まれます。
そしてエネルギーを作り出すのに使われると、今度は二酸化炭素ができて排出します。
1人や動物は生きてく中で、エネルギーを生むために呼吸は必要不可欠なもの。
「質のいい呼吸」とは、体に必要な酸素をできるだけ多くきちんと取り込むということ。
そして、そのためには深い呼吸に変えることが重要になってきます。
深い呼吸をすることによって、酸素をたくさん取り込むことができるようになると、体は健康になり、頭はスッキリして、心はポジティブになっていきます。
〜質のいい呼吸によってもたらす効果〜
1.健康な体を作ってくれる
呼吸と同じく生きていく上で必要な食事によって取り込まれた栄養は、呼吸によって取り込まれた酸素によってエネルギーに変えられます。その為、栄養のある食事と深い呼吸による「質のいい呼吸」をすることによって、健康な体作りができるようになります。また、深い呼吸をすることで、血行がよくなり、肩こりや頭痛、冷え、美肌、お腹まわりがスッキリするといった効果が期待が!
2.思考力が高くなる
私たちの体の中で最も多く酸素を必要とする部分は「脳」と言われています。
例えば、食事をした後に頭がボーッとして眠くなるのは、消化のために胃や腸に酸素が多く使われてしまうためだそうです。
深い呼吸による「質のいい呼吸」をすると、酸素がたくさん取り込まれるようになるので、脳にも十分に行き渡るようになり、頭の働きがハッキリしてきて、集中力が高まります。
3.気持ちがポジティブになる
いい呼吸によって増えたα波は「幸せホルモン」と言われる「セロトニン」の分泌を盛んにしてくれます。
セロトニンは、精神の安定や睡眠に深く関わっている神経伝達物質。
リラックスした心の状態にしてくれるので、気持ちをポジティブにしてくれます。
目を閉じて、おへその周りに手を置きます。そして、普通に呼吸をしてみてください。そこで、お腹が出たり、へっこんだりして動いたら「腹式呼吸」、そしてお腹がほとんど動かなかったら「胸式呼吸」と判断します。
「胸式呼吸」は緊張や興奮をしている時、ストレスを感じている時、PCやスマホの操作をよくしている人に多いと言われています。
また、質のいい呼吸ができている人は鼻で空気を吸うので、この時は口は閉じています。「鼻」で空気を吸うと空気中の菌や異物から守ってくれて、また深くしっかりとした呼吸ができるようになります。空気を吸う時に口が開いている人は意識して閉じるようにしましょう。
質のいい呼吸にするためのトレーニング方法
●腹式呼吸のしくみ
質のいい呼吸のためにとても良いのが「腹式呼吸」。腹式の文字を見ると、お腹の中に空気を取り込むイメージを思い浮かびませんか?
でも実際は空気が入る場所は肺になります。
上手に呼吸をするポイントは「横隔膜」です。
横隔膜とは?
肋骨の5番、6番あたりに位置しする空気を吸う時に使われる筋肉、ドーム状に横たわる形をして、吸った時に横隔膜は収縮して、ぐっと下がります。この時に内臓が下に押されてお腹が膨らんだように見えます。
その時にできた胸郭というスペースには「肺」がありそこに吸った空気が入ります。
次に息を吐く時は同時に横隔膜がまた上に上がり、内蔵がまた元の位置に戻るので、お腹が引っ込むの繰り返しになります。なので、腹式呼吸はその横隔膜の上下運動が上手にできているかが大切になってきます。
横隔膜は意識して使わないとその周りの筋肉も硬くなり呼吸がしづらくなってきてしまいます。
★腹式呼吸のトレーニング方法
✔︎姿勢
意識して腹式呼吸をするとなると、案外難しいのかもしれません。そこで、初めての方でもやりやすいのが、平らな場所で寝転んで腹式呼吸をしてみる方法。この時、背骨がまっすぐになっている方がいいので、床の上など硬い場所に行うのが良いです。
✔︎吸う
おへその下に両手をのせて、鼻からゆっくりと空気を吸っていきます。この時は口を閉じて、横隔膜を下げることをイメージしながら、手を当てた場所が膨らんでいるのを感じてみます。目安としては5秒くらいかけて、ゆっくりと自然の中のおいしい空気を吸っているイメージでやってみましょう。
またアロマキャンドルを焚きながらだと、さらにリラックス効果が高まるそうです。
✔︎吐く
今度は空気をゆっくりと吐き出していきます。
この時に大切なのは吸った2倍の時間をかけて吐いていくこと。
目安としては吸ったのが5秒とすると、10秒かけて空気を吐くといったイメージです。そして、吐く時は鼻でも口でもいいのですが、口からの場合はストローをくわえるくらいに開けて、ゆっくりと空気を出すようようにしていきましょう。
✔︎時間
心も体もリラックスできるまでが「腹式呼吸」を行う最適の時間のように思います。
少しの時間でもいいので、毎日少しずつでも続けていくと、それが習慣になってきます。忙しい毎日の中、時間がなかなかとれない方でも、寝る前の5分だけでも時間をとってみるようにしてみましょう。