アリュメール通信
なぜ体は凝るのか? [千葉・幕張店]
アリュメールのお客様でも圧倒的に多いのが『肩こり』です。
「肩がこった〜」「首がこってガチガチ」など、
現代人であればかなり多くの方が経験していることではないでしょうか。
肩こりとは通常、首から肩甲骨あたりにかけて生じる
重たく、にぶい痛みのような症状のことをいいます。
なぜ、肩こりの症状が出るのでしょう?
症状・感覚
●重だるい
●鋭く痛いことはないが、鈍く痛い
●動きが悪くなる
●顔を左右に振るとき、振り向ける角度が違う
●首を動かすとポキポキ音が鳴る
●首から肩が張っている間隔がある
●肩を触ると硬い、張っていると感じる
●首すじや、首の付け根から肩、または
背中にかけて張ったような違和感がある
など、実際にこのような感覚が生じている時、
その場所には何が起こっているのでしょうか。
人間は、筋肉があることで、姿勢を保つことがきます。
しかし、姿勢を保つためには、筋肉が緊張しっぱなしで、ゆるむ(弛緩する)ことがないため、
筋肉内の血行が悪くなり、疲労がたまりやすくなってしまいます。
筋肉の張り(凝り)は血流の停滞(血行不良)です。
筋肉は長時間使われ続けると、
適切に弛緩が起きず緊張してきてしまいます。
筋肉の中には血管が無数に走り、筋肉に新鮮な血液を送ったり、
疲労物質を回収してくれたりしています。
ですが筋肉が緊張してくると、血管を圧迫してしまい血液の流れを阻害してしまいます。
内部に血行不良が起きることで、筋肉に酸素や栄養物質が送られなくなり、
疲労物質である乳酸が蓄積しやすくなってしまいます。
筋肉は酸素が少なくなると硬くなる性質があります。
それによってますます筋肉の緊張が強くなり、
筋肉が固くなれば、更に血行不良が進み、乳酸がたまり…と悪循環に陥ってしまいます。
そして、それが長期間続くと筋肉の張り(凝り)ができてしまいます。
これが"凝った"状態となり、ときには痛みを伴ったり、頭痛や吐き気まで起こることもあります。
なかでも肩こりによる頭痛に悩む方は多く、頭痛には片頭痛や群発頭痛など様々な種類がありますが、
肩や首の緊張、つまり凝りが原因となる頭痛(緊張型頭痛)が全体の7割も占めています。
また、それほど固くなっていなくても、
人によっては凄い肩凝りを感じる人もいれば、
肩がパンパンの状態でも肩凝りを感じない人もいます。
なので、張り(凝り)の感じ方には個人差があり少し注意が必要です。
肩こりは国民病?
筋肉は、緊張と弛緩が繰り返される歩行などでは疲労しにくいですが、
座り仕事や立ち仕事など、緊張が続くと疲労しやすいようです。
また、肩は頭の重さと、二本の腕を支えているため、
普通に生活しているだけでも負担がかかりやすい場所です。
おまけに、日本人は西洋人と比べて頭が大きい割に、
肩や首の筋肉は華奢なので、肩こりが起こりやすいともいわれています。
筋肉量や、体の作りが違う事はもちろんですが、
パソコンやスマホが身近にある生活など、生活スタイルの変化も影響してきています。
また、お辞儀・うなずき・床に座る、気遣いなどによるストレスなど、
日本特有の文化も関係していると言われているそうです。
肩こり解消法
★筋肉を伸ばしてストレッチ★
ストレッチをすることによって筋の緊張が緩和します。
~僧帽筋のストレッチ~
僧帽筋は、首から背中にかけて広がっている筋肉です。
腕を持ち上げる動作や、重たいものを持ち上げたりするときに使います。
★やり方★
右手を背中に回し、ゆっくりと首を左側に傾けます。
20秒ほどキープし、元に戻します。
反対側も同様に行います。
~頭板状筋(とうばんじょうきん)のストレッチ~
頭板状筋とは、首の後面に位置する筋肉です。
主に、首を後ろにそらすときに使ったり、
首を横に倒したり、回したりする動作にも関係しています。
★やり方★
頭の後ろで手を組み、おへそをのぞき込むように頭を前に倒します。
この時、背筋はまっすぐ伸ばしましょう。
10秒ほどキープし、元に戻します。
~菱形筋(りょうけいきん)のストレッチ~
菱形筋とは、僧帽筋の深部にあるひし形の筋肉のことで、
主に、肩甲骨を動かす働きがあります。
★やり方★
両手を前で組み、そのまま腕を伸ばし、
背中を丸めて肩甲骨を広げていきます。
30秒ほどキープし、元に戻します。
頭も、背骨の上に乗せてしまえば、少しの筋力で頭を支えることができますが、
それを頭を前に倒してしまうので、必要以上に支える力が必要になります。
人間のいわゆるいい姿勢というのは背骨の真上に頭部が乗り、肩は横から見たときの中心線にいる状態で、
やや胸を張った姿勢です。常にこの姿勢を維持するのはなかなか大変かと思いますので、
まずは気付いた時に頭の位置と肩の位置を気にしてみましょう☆
カチカチ凝り固まってしまったお身体も、緩ませてあげることで
楽になるので月に1回のマッサージがおすすめです☆
凝りや、張りが気になる方は、
腕や肘を使い、筋肉の深部までほぐしてくれるロミロミや、
張ってしまった筋肉を緩めるもみほぐし&ストレッチがおすすめです♪