お茶の種類は様々ありますが、主な成分としてあげられるのはカテキンとカフェインです。
渋味や苦味を感じる成分であり、健康面でも注目されています。
まずは、その成分についてお話ししていきます。

　カテキン　

ポリフェノールの一種で、苦味や渋味成分があり、緑茶に多く含まれています。
このポリフェノールとは、りんごやブルーベリー、ピーマン、セロリなど食べ物にも含まれており、特に皮の部分に多く含まれています。
水溶性のため、摂取してから３～4時間で体の外へ排出されてしまうので、小まめに摂る事で効果が持続します。
さらに、強い抗酸化作用をもっているので、ストレスや不規則な生活により増えてしまった活性酸素から、細胞を守ってくれる役割があります。
殺菌や抗菌効果により消臭効果も高く、腸内にある悪玉菌に対して強い殺菌作用をもたらします。さらに善玉菌へのアプローチでより腸内環境を整える効果に期待ができます。

 

　カフェイン　

こちらもお茶やコーヒーに含まれる苦味成分が主成分であり、覚醒作用によって眠気を防ぐことで、集中力が上がったり脳が活性化されます。
利尿作用や脂肪燃焼を促す効果もあるので、適度な運動を行う時に摂取すると持久力の向上に期待ができますが
カフェインを摂取しすぎてしまうと、睡眠障害や神経過敏になる事もあるので、気を付けながら飲むことをお勧めします。
もちろん、妊娠中や授乳中の方はできれば避けてるか、1杯ほど留めるようにしましょう。
さらに、お茶の若い芽にカフェインが多く含まれているので、特に多く含んでいる「玉露」というお茶の一種があります。
眠気覚ましや集中力を高めたい時は玉露がお勧めです。
 

　様々なお茶の種類　

種類もたくさんあるお茶は、色や香りが異なるものや見た目が同じでも茶葉の収穫や製造の違いによって
分類されるため金額も大きく変わる事もあります。では、どんなお茶があるのかをご紹介していきます。

◎緑茶　

見た目は鮮やかな黄緑色をしたなじみ深いお茶です。
豊富に含まれるカテキンにより、抗菌作用がとても高いため風邪対策に効果的です。
食事の時に一緒に摂取することで、コレステロールの吸収を制御し脂肪燃焼を促す働きもあるので
ぜひ、一緒に飲むことをお勧めします。

◎ほうじ茶　

茶色の色味をした、香ばしい香りが特徴のお茶です。
カテキンやカフェインの成分が少ないため、とても飲みやすいお茶になります。
お水などの味のないの飲み物が苦手な方にオススメで、苦味が少ない分サラっと飲める口当たりで、利尿作用も抑えられ香ばしい香りでリラックス効果も向上するので
運動後や休みたい時や寝る前にピッタリです。
お茶の特徴である苦味が得意ではない方も飲みやすいかと思われます。

◎抹茶　

抹茶にも、カテキンとカフェインは含まれているのおり、抗酸化作用や眠気防止などの作用があります。
大きな違いは、緑茶やほうじ茶は茶葉をお湯や水で抽出して飲まれることが多いですが、抹茶は粉から抽出して飲めます。
茶葉を粉末状にした抹茶は、茶葉のそのままの成分を取り入れることができるので
栄養素をしっかり取り入れることが魅力ですね。
他にも、飲み方のアレンジがしやすいため温かい牛乳や、粉のままでデザートに振りかけたりと色んな方法で摂取ができるのもいいですね。

◎ごぼう茶　

あまり見慣れないお茶だと思いますが、実は美容にピッタリのお茶となっています。
ごぼうに含まれる食物繊維は便秘に効果があり、糖の吸収を抑えて胃での消化がされないまま腸に届き
ビフィズス菌などの腸内細菌のエサとなってくれて、腸内を活発に動かしてくれます。
体内のリセットとして、老廃物をしっかり流しながら健康な体作りに期待ができるお茶になります。
リラックスしながら飲むために、温かいお湯で煮だして飲むこともオススメです。

身近にあるお茶にも沢山の種類があるうえで、色んな効果が期待できる成分が含まれています。
冷たいやものや温かいものでも味は変わりますし、飲み方も様々あるので
自分好みのお茶を見つけ出すのも楽しいかもしれません。
この機会に、ぜひお試しください。