香りで癒されたり、リフレッシュしたりと気分を変えてくれる「アロマテラピー」

 

アロマテラピーとは、植物から抽出した香り成分である「精油（エッセンシャルオイル）」を使って、美と健康に役立てていく自然療法と言われています。

 

今回は、初心者の方でもお試しいただきやすいアロマの楽しみ方をご紹介します。

 

 

 

【アロマテラピーの目的】

＊心と身体のリラックスやリフレッシュを促す

＊心と身体の健康を保ち、豊かな毎日を過ごす

＊心と身体のバランスを整え、本来の美しさを引き出す

 

 

アロマテラピーを実践するのに欠かせないのがアロマ(芳香)の材料となる精油です。

 

精油は、植物の花、葉、果皮、樹皮、根、種子、樹脂などから抽出した天然の素材で、揮発性の芳香物質です。

大量の原料植物からほんの少ししかとれない貴重なエッセンスです。

 

 

※精油を使用する時の注意点

●原液を皮膚に直接塗らないようにしましょう。誤って精油の原液が直接皮膚についた場合は、すぐに清潔な大量の流水で洗い流してください。

 

●火気に気をつけましょう。

精油は引火する可能性があるので、台所での使用は十分気をつけましょう。

 

●精油は製造時より成分の変化が始まっています。特に高温多湿や空気、紫外線などにより、変化が早まりますのでキャップをしっかり締めて直射日光を避けて冷暗所に保管しましょう。

 

●精油成分の一部には皮膚に塗布した状態で、日光などの強い紫外線と反応することによって、皮膚に炎症をおこすなどの毒性を示すものがあり、これを光毒性と呼んでいます。

主に柑橘系の精油に含まれるので、外出前や外出中に使用するときは気をつけましょう。

ベルガモット、レモン、グレープフルーツなど

 

● 3歳未満の乳児・幼児には、芳香浴法以外は行わないようにしましょう。

 

 

 

〜アロマテラピーの活用法〜

 

【芳香浴法】

精油を拡散し、香りを楽しむことにより心と身体のバランスを整える方法です。

 

●ティッシュペーパーやハンカチを使って

ティッシュペーパーやハンカチに精油を1〜2滴垂らし、これを枕元やデスクなどに置くことで、室内で香りを楽しむことができます。
また、持ち運ぶことにより外出先でも同様に楽しめます。

 

※精油によっては濃い色のものもあるので、ハンカチにシミができることもあります。

 

●熱湯を使って

洗面器や大きい器に熱湯をはり、そこに精油を1〜5滴精油を入れると蒸気と一緒に香りが早く広がります。

 

●電気式芳香拡散器

超音波による振動で発生させた精油と水蒸気のミストが吹き出すタイプ(ディフューザー)などで楽しむ方法。今とても多いタイプで雑貨屋さんなどでも取り扱っています。

必ず取扱説明書にしたがい使用しましょう。

 

 

 

【沐浴法】

入浴時に精油を使う方法。

精油の穏やかな心理的効果に入浴の効果(リラクゼーション効果、温熱効果など)が加わることで相乗効果が期待できます。

 

※注意点

皮膚に何らかの刺激を感じた場合は、すぐに洗い流しましょう。

柑橘系やスパイス系の精油は皮膚刺激を感じることがありますので、使用する滴数を少なめにしましょう。

 

 

●全身浴法

浴槽に湯をはり精油を入れ、湯をよくかき混ぜ肩まで浸かります。

使用する精油の滴数は1〜5滴です。

※精油の香りや刺激の強さにより滴数を加減しましょう。

 

●足浴法

たらいやポリバケツに湯をはり精油を入れ、湯をよくかき混ぜ足を入れて両足首からふくらはぎまでを湯に浸します。

使用する精油の滴数は1〜3滴です。

全身浴ができない場合に手軽に行えます。

 

★手作りバスソルト

塩を使った入浴法は血行を良くし発汗を促します。

＊基本レシピ

①天然塩大さじ1杯に精油1〜5滴を入れ、よく混ぜ合わせます。

②お風呂の湯に入れて、よくかき混ぜてから入浴します。

 

 

【気分に合わせたおすすめ精油】

 

◆リラックスしたい

ラベンダー、ローズオットー、ベルガモット、フランキンセンス、ゼラニウム、クラリセージ、イランイラン、カモマイルローマン

 

◆リフレッシュしたい

スイートオレンジ、グレープフルーツ、ジュニパーベリー、ペパーミント、レモングラス、ローズマリー、ひのき

 

◆イライラを落ち着かせたい

ローズマリー、ユーカリ、ペパーミント、フランキンセンス、ジュニパーベリー

 

◆おやすみタイムに

サンダルウッド、ラベンダー、ローズオットー、マジョラムスイート、ベルガモット、ゼラニウム、クラリセージ、カモマイルローマン

 

◆女性のお悩みに

ローズオットー、ネロリ、ゼラニウム、シダーウッド、クラリセージ、カモマイルローマン、イランイラン

 

◆風邪の季節に

ローズマリー、ユーカリ、マジョラムスイート、ペパーミント、ティートリー

 

 

精油は、種類が豊富なので１つで使用するのはもちろんのこと、好みの精油を組み合わせることでまた違った香りを楽しめます。

香りがよく分からない方は、実際に専門店へ行って好みの香りを見つけてみてはいかがでしょうか^ ^

その日の気分によって好みの香りが変わるので、ぜひ色んな精油に触れてみてください。

 

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