アリュメール通信
寒暖差アレルギーとは?その原因と対策法について [大阪・淀屋橋店]
梅雨目前で湿度が高く、じめっとする日がありますが、寒暖差も多い時期になります。
日中は気温が高くて暖かいけれど、夕方から夜にかけて気温が下がって肌寒く感じたりと気温の差が大きい時は、寒暖差アレルギーを引き起こしやすくなります。
寒暖差アレルギーとは、約7度以上の寒暖差によって鼻水や鼻づまり、くしゃみなどが出やすくなると言われています。
医学的には「血管運動性鼻炎」と呼ばれ、温度差が刺激となって鼻の粘膜の血管が広がり、粘膜が腫れることで
引き起こされる症状と考えられているそうです。
寒暖差アレルギーの根本な原因は明らかになっていませんが、一般的には温度差による自律神経の乱れが原因と考えられています。
自律神経には、体温を一定に保つ働きがあり、温度差が約7度を超えると正常に働かなくなってしまい、寒暖差アレルギーを引き起こしやすくなります。
自律神経とは、全身に巡っている神経の一つで、生命を維持するために24時間全身をコントロールしているシステムです。
暑くなれば汗をかいて体温を下げて適温にしたり、ご飯をたべると自動的に胃腸が働いて消化活動がはじまるなど、
内臓や血管などの働きを無意識のうちに調整してくれます。
そして、自律神経には交感神経と副交感神経という二つの働きに分かれています。
・交感神経:心身が活動的で緊張しているときに働きます。血管は収縮、血圧は上昇、心拍数は増加。
・副交感神経:心身がリラックスしているときに働きます。血管は拡張、血圧は低下、心拍数は減少。
通常、体内環境は自律神経のバランスによって適切に保たれますが、
過度な温度差によって鼻の粘膜にある血管の収縮や拡張がうまく調整できなくなり、寒暖差アレルギーの症状が出やすくなると考えられます。
寒暖差アレルギーの特徴
・透明で水っぽいさらさらの鼻水
・一時的にくしゃみが出る
・鼻がムズムズする
・熱や目のかゆみはない
以上が主な症状ですが、ひどい場合は頭痛やだるさなどが現れることもあります。
〜予防と対策〜
【気温差を小さくする】
鼻の粘膜が寒暖差を感じにくいようにするために、鼻と口をマスクで覆って外気に触れないようにしましょう。
電車や室内では冷房が効いているので、羽織やストール、カイロなどで体温調節を行いましょう。
【血流をよくする】
血流をよくすることは、自律神経のバランスを整えるのにおすすめです。
有酸素運動はもちろんのこと、ウォーキングやジョギングなど息切れしない軽い運動で血流を促進させましょう。
白湯を飲んで体の巡りを良くするのもおすすめです。
白湯を飲むことで、血流が良くなり、内臓の動きが活発になるので、冷え性やむくみ対策にもなります。
また、消化作用が促進されて、体内に蓄積された老廃物を排出する効果も期待できます。
食べる物は、体を冷やさない栄養になるものを心がけましょう。
・野菜を温めて食べる
・辛いものを控える
・ショウガ、甘酒、こうじ、玄米、漬物
・海藻、しいたけ、こんにゃく
・旬のもの、自分が生まれた土地のもの
・無農薬で洗わない状態のもの
食べたものを栄養にかえて、全身に行き渡らせ、血管の状態も良くしてくれます。
生活のリズムにも自律神経の影響があります。
交感神経と副交感神経がうまく切り替わるよう、生活のリズムを整え、メリハリのある行動をとることが大切です。
寝る前にスマホやパソコンなどの明るい画面を見ていると、交感神経が刺激されて睡眠の妨げになるので、できるだけ控えましょう。
また、寝る1~2時間前にお風呂に入っておくと、徐々に深部温度が睡眠に適した状態になるので、自然と眠りにつけて睡眠の質の向上につながります。
起床時は、寝室に太陽の光が入るように、寝る前にカーテンを開けておくと自然な目覚めにつながります。
*おすすめリラクゼーションメニュー*
◆腸セラピー
腸のはたらきは、自律神経によってコントロールされているので、腸ケアで自律神経のバランスを整えることにつながります。
腸セラピーは、お通じや代謝促進が期待できるだけでなく、小腸で吸収された栄養で血液が作られ全身を循環するので、腸が元気になることで身体を巡る血がきれいになると言われています。
おへその中心は、無数のリンパが集中しているので、マッサージ効果で体の内側から温まるような体感です☆
◆アロマオイルマッサージ
アロマオイルマッサージは、植物から抽出した香り成分である精油を使っての芳香療法です。
アロマの香りでリラックスやリフレッシュ効果をもたらしてくれます。
腸活とオイルマッサージで全身の巡りを良くして、脳疲労やストレス解消にもおすすめです。
ぜひお試しください☆