アリュメール通信
腸内ケアで身体の不調を整えよう!腸のはたらきとは? [大阪・淀屋橋店]
第二の脳と言われる腸は、体を健康に保つために様々な機能を持っており、健康や美容について注目されています。
今回は、腸のはたらきと腸が健康でいることで体にどのようなメリットがあるのかをお話していきたいと思います。
~消化について~
まず、食べたものが消化・吸収を経て体外に排出されるまでに約24~72時間かかるといわれています。
食べ物が便になるまでの過程
口・・食べ物を細かく砕く
↓
食道・・唾液と混ざり合った食べ物を運ぶ
↓
胃・・3~4時間かけてドロドロのかゆ状にする
↓
小腸・・約8時間かけて栄養素を吸収
↓
大腸・・水分を吸収しつくし、便として溜めておく
↓
肛門から便を排泄
*理想の便*
●太さ・・バナナ1本程度
●におい・・強いにおいではない
●重さ・・トイレの水に浮く
●かたさ・・歯磨き粉のようにやわらかい
~小腸と大腸~
腸には大きく分けて小腸と大腸があります。
【小腸】
小腸は、十二指腸・空腸・回腸からなります。
胃から送られてきたかゆ状になった食べ物から栄養分と水分の約80%を消化・吸収します。
消化分を吸収しやすいように分解し、腸壁にある絨毛(じゅうもう)から栄養素を吸収し、血管を通じて肝臓へ送ります。
そして吸収されなかった残りの消化物は、大腸へと運ばれます。
【大腸】
小腸から続く消化管。
大腸には、盲腸・上行結腸・横行結腸・下行結腸・S状結腸・直腸があり、小腸を取り囲むように配置されています。
大腸の中には、約100兆個の腸内細菌が存在していると言われています。
消化物の残りを腸内細菌によって発酵し、水素ガスやメタンガスを発生させ、水分や塩分を吸収しながら便を生成します。
そして、直腸まで便が送られると便意をもよおし、便を排泄します。
この腸のはたらきは、自律神経によって機能しています。
~腸と自律神経の関係~
腸は独自の神経ネットワークを持っており、脳からの指令がなくても単独で活動できます。
また、腸は脳とお互いに密接に影響を及ぼし合っており、「脳腸相関」とも言われています。
例えば、緊張などのストレスを感じたらお腹が痛くなり、便意をもよおすことがあります。
これは脳が自律神経を介して腸にストレスの刺激を伝えるからです。
☆自律神経とは、呼吸、血液循環、消化などを無意識のうちに調整している神経です。
自律神経は以下の2つがあります。
*交感神経:活動・緊張させる働き
*副交感神経:休息・リラックスさせる働き
腸のはたらきは、自律神経によってコントロールされており、自律神経のバランスが乱れると腸がけいれんを起こして排便のリズムを崩します。そして、腹痛・下痢・便秘といった過敏性腸症候群の症状が出やすくなります。
自律神経のバランスを乱す主な原因は、緊張や不安などのストレスと言われています。
なので、きちんと休息しリラックスした時間をつくるなどのストレス対策を行うことが腸内環境を整えることに繋がります。
~腸と免疫の関係~
免疫は、血液中やリンパ液中の免疫細胞によって担われている「全身免疫」と腸で行われている免疫「腸管免疫」があり、免疫細胞全体の約7割(小腸に5割大腸に2割)が腸に集中していると言われています。
特に小腸の腸壁やその粘膜下には「パイエル板」という独特な免疫器官があり、病原体の侵入を防いだり、体の抗体をつくる働きをしています。
このように、腸は多くの機能を持ち、健康を保つために重要な働きをしています。
~腸が元気でいることで~
◎きれいな血をつくる
小腸で吸収された栄養で血液が作られ全身を循環します。腸が健康でいることで身体を巡る血がきれいになると言われています。
◎免疫力のサポート
免疫細胞の大半は腸でつくられます。
年齢とともに免疫力は低下していきます。
腸内の免疫細胞が活発になると、免疫ケアに役立つと言われています。
◎気持ちを安定させる
セロトニンは、神経伝達物質の一種で、心身をリラックスさせてストレスを軽減させる効果があると言われているので、「幸せホルモン」と呼ばれています。セロトニンのほとんどは腸内でつくられます。腸内環境が良くなることで多く分泌され、心と身体に元気を与えてくれます。
◎きれいな肌を保つ
腸壁は年齢に関係なく数日で生まれ変わります。腸内環境を整えることで、腸壁のターンオーバーがより活発になります。
栄養吸収がスムーズに行われ、血液として全身に巡り自然な血色を帯びたきれいな肌づくりへと繋がります。
~今からできる腸活~
●朝ご飯を食べる
腸の動きは一日の中でも朝が一番活発化しやすいです。
そのため、朝ご飯を食べることで、眠っていた腸の動きも活発になります。
時間がないときにすぐ食べられる(パン、バナナ、ヨーグルト、など)を常備しておきましょう。
●朝のトイレタイムを習慣づける
朝起きてから家を出るまでに排便する習慣をつけましょう。
朝一番にコップ1杯のお水を飲んでから行動すると、内臓が動き出して排泄力を高めます。
便意がなくても腸は動いているので、排便しやすくするために時間にゆとりのある朝を過ごして、トイレに座っている数分はリラックスした気分で過ごしましょう。
●軽い運動をする
運動は腸の動きを活発にします。
ストレッチやウォーキングなどの軽い運動をすることで、便を出す力となるお腹の筋肉を鍛えることもできます。
それ以外にも早歩き、階段をつかう、掃除をするなども腸の動きが活発になります。
アリュメールのおすすめメニュー「腸セラピー」
腸セラピーは、お腹をもみほぐして、腸を刺激していくマッサージです。
腸だけでなく、筋肉や上部の筋膜も緩めていきます。
痛みがある場合は、心地良い圧加減に調整いたしますのでリラックスして受けていただけます♪
●便秘
●お腹の張り
●ガス溜まり
●下痢
●冷え性
●むくみやすい
●ストレス
●疲れやすい
上記などでお悩みの方はぜひ一度お試しください☆