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アリュメール通信

アーユルヴェーダを取り入れた、春の過ごし方 [大阪・淀屋橋店]

冬から春に変わり、だんだんと温かくなる季節ですが、寒暖差などで自律神経のバランスが乱れやすく、また春の花粉症の影響で不調を感じやすい時期でもあります。
これからの季節は、少しずつ体を動かして、冬に溜め込んだ老廃物を徐々に取り除くことを心がけていきましょう。

 

~アーユルヴェーダの春の過ごし方~

アーユルヴェーダは、インド・スリランカ発祥で世界最古の伝統医学(東洋医学)と言われています。
アーユル=生命、ヴェーダ=科学・知識、が組み合わさり、「生命の科学」という意味をもちます。
アーユルヴェーダを「生きるための知恵」ととらえ、毎日の暮らしを心地良くしながら不調を整え、病気を予防し、心と体の健康を保つことを目的としています。

 

アーユルヴェーダでは、自然界の要素(空・風・火・水・地)が組み合わさってできた3つの生命エネルギーが、私たちの心身をコントロールしていると考えます。
3つの生命エネルギーは、「ヴァ-タ」「ピッタ」「カパ」というドーシャ(性質・体質)に分かれています。

 

 

〜ドーシャの特徴~
 

「ヴァータ」(風・空)

【性質】早い、軽い、乾燥している

【骨格・肌】痩せ型、骨ばっている、関節がポキポキなる、筋が浮き出ている、乾燥している

【心理的特徴】好奇心旺盛、変化を好む、エネルギー変化に敏感、熱しやすく冷めやすい、知らないうちにストレスを溜め込む

 

◎ヴァータの要素が増えると…

思考が働かなくなる、恐怖心や不安になる、ガスが溜まりやすくなる、寝つきが悪くなりやすい

 

 

「ピッタ」(火・水)

【性質】鋭い、あつい、少し油がある

【骨格・肌】中肉中背、筋肉がつきやすい、バランスが良い、柔軟性がある、代謝が良い、オイリースキン

【心理的特徴】リーダーシップをとる、計画性がある、がんばり屋、機敏に動く、負けず嫌い

 

◎ピッタの要素が増えると…

気持ちに余裕がなくなる、便秘になりやすい、老廃物が溜まりやすくなる、吹き出物やシミそばかすができやすくなる

 

 

「カパ」(地・水)

【性質】重い、のんびり、冷たい

【骨格・肌】がっしりしている、脂肪がつきやすい、皮膚と角質が厚い、オイリー肌だが柔らかい肌、色白で日焼けすると赤くなりやすい

【心理的特徴】のんびり、おだやか、愛情深い、愛嬌がある、献身的、争いが苦手

 

◎カパの要素が増えると…

無気力になる、思考が悪くなる、執着心が強くなる、肥満体質になる、アレルギーが出やすくなる

 

季節の移り変わりに合わせて、人間の身体も、むくんだり、乾燥したりなど、ドーシャが変化していきます。
季節に合わせた過ごし方を取り入れることで、より快適な生活を送ることができます。

 

 

~春の過ごし方~

春は、冬の間に体内に溜まった老廃物を排泄するのに最適な季節です。重くなった体を軽くして、新しい季節を迎えましょう。
また、春はカパのエネルギーが増加しやすい季節です。
カパが過剰になると、体のだるさ、むくみ、鼻づまり、眠気、消化不良などが現れやすくなります。
春を快適に過ごすためには、カパを鎮める生活習慣を意識することが大切です。

 

 

 

◾️白湯を飲む

白湯を1日中飲むことで、身体の老廃物を洗い流し、脱水症状を防ぐことができます。
お湯で洗濯をしたほうが水よりも汚れがよく落ちるように、温めた水にはすべての作用を速める効果があります。
30分ごとに少しずつ飲むようにして、難しい場合は、1日最低4杯でも。
食事中にカップ1杯ほど白湯を飲むと消化が促進されます。
白湯を飲むことは、すべてのドーシャのバランスを整えるのにおすすめです。

 

 

■食べ物

消化力が弱まる時期なので消化の良い温かい軽い食事を心がけます。
体を温める食材を積極的にとり、スパイスを使った料理で消化を促して油の多いものや冷たいものは避けます。 
野菜は生野菜よりも火を通したほうが◎

 
食べると良い食材・「カパ(水)」を減らすもの: 辛味、苦味、渋味 
食べると良くない食材・「カパ(水)」を増やすもの: 甘味、酸味、塩味 
※乳製品、砂糖、熟した果物、小麦粉から作られたものは避けたほうが良いです。

 

カパは消化が鈍く、とくに甘いものと脂っこいものを食べすぎる傾向があります。夜遅い食事は太る原因になりやすいので、昼食を主食にしましょう。

 

 

■おすすめスパイス

ショウガ、ターメリック、ニンニク、シナモン、黒胡椒、トウガラシ、パプリカ、クミン、などの刺激のあるものを食べます。
特にショウガは消化力を高めてくれるので毎日でも食事に取り入れたい食材です。

 

 

■運動をする

春は動き出す季節です。
早起きをして、体操やウォーキングで軽い運動を行うと血流を良くし、体内の毒素排出を促進して体がスッキリします。
ヨガも全身を緩やかに温めてくれるのでおすすめです。
呼吸を意識することで全身が温まり、1日を活動的に過ごすことができます。

 

春の温かさで自然と身体も動きやすくなるこの時期からしっかり心身のケアをして、春を快適に過ごしていきましょう☆

 

投稿者:森村(大阪・淀屋橋店)| 投稿日:2025-03-21
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