アリュメール通信
アネモイア? [大阪・淀屋橋店]
寒さがますます厳しくなってまいりましたが、皆様いかがお過ごしですか?
アリュメール淀屋橋店の山中です。
わたしは先日連休をいただき、娘の公演を観劇するために上京しておりました。
いつも東京では大好きなレトロ巡りをするのですが…
好きなのは竹久夢二の大正ロマン。
三島由紀夫や太宰治、樋口一葉など色気を感じる世界観などは特に好みです。
今回はこのレトロ巡りを通して感じた癒しについてブログに書きたいとおもいます。
私は昔から
歴史のある建物や、空間、老舗、などが大好きで、その場所にただただ立ち。感じる。
そんなことが大好きです。
今回の旅のお目当ては
神田と本郷巡り。
わたしはお恥ずかしながら、普段本はほとんど読みません笑
でも、古本屋さんが大好きなのです。その匂いと空間…ただ居るだけなんですが笑
神田で古本屋さんを巡り、手に取り(ただし触るだけ笑)、そのあと古い喫茶店のウィンナーコーヒーで休憩。
その後、本郷三丁目。
ここは東大があるので、名だたる文豪や著名人に触れることができます。
今回は菊坂をただ歩きました。
樋口一葉さんが暮らしたという場所を通ると、ふと心が震えて涙がこぼれて…
なんの感受性??と思われるはずですが、私にはよくあります。
そこでブログにしようと
このことを調べました。
【アネモイア(Anemoia)】
ご存知ですか?
アネモイアという感情。
聞き慣れない言葉ですが、意味を知ってとても腑に落ちました。
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アネモイアとは何か
アネモイアとは、
自分が実際には生きていない時代や、経験していない過去に対して、懐かしさや郷愁を感じる感情
のことを指します。
たとえば、
• 昭和初期の街並み
• 古い喫茶店やホテル
• 古本屋の匂いや空気
• 昔の文学や絵画の世界観
こうしたものに触れたとき、
「行ったことはないのに、なぜか懐かしい」
「知っている気がする」
と感じる気持ちが、アネモイアです。
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なぜ人はアネモイアを感じるのか
研究や心理学的な考え方では、いくつか理由があると言われています。
① 安全で単純な世界への憧れ
過去の時代は、今よりも情報が少なく、生活のリズムがゆっくりしていたと想像されがちです。
脳は、複雑で刺激の多い現代よりも、
「シンプルで分かりやすい世界」を安心できるものとして捉えます。
② 想像による理想化
実際の過去には大変なことも多かったはずですが、
人は無意識に「美しい部分」だけを切り取って想像します。
そのため、現実よりも心地よい記憶のように感じられるのです。
③ 集団記憶の影響
文学、映画、写真、建物などを通して、
人は自分の体験ではない記憶を「共有された記憶」として受け取ります。
三島由紀夫、竹久夢二、樋口一葉といった文学に触れると、
その時代の空気を、自分の記憶の一部のように感じるのもこのためです。
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アネモイアは「癒し」と深く関係している
アネモイアを感じているとき、脳は
• 強い刺激を処理していない
• 先の不安を考えていない
• 今この瞬間に集中している
状態になりやすいと言われています。
そのため、
• 気持ちが落ち着く
• 思考が静かになる
• 心がやわらぐ
といった変化が起こります。
「理由は分からないけれど、落ち着く」
「ずっとここにいたくなる」
そんな感覚は、アネモイアによる自然な反応なのかもしれません。
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懐かしさを求めることは、心の防衛でもある
調べてみて分かったのは、
懐かしさやアネモイアを求める気持ちは、
現代を生きる人にとって、とても自然な心の働きだということです。
常に新しさやスピードを求められる中で、
心は無意識に「立ち止まれる場所」を探しています。
変わらない空間、
長く続いてきたもの、
静かに受け入れてくれる場所。
そこに惹かれるのは、
心と脳が休息を必要としているサインなのだと思います。
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とっても情報量が溢れて、常に刺激の中にいる私達。
便利さの中で失われている感情もあるのでしょうね。
アネモイアを感じれるような場所にアリュメールもなれたらよいなと思いました。
癒しのために
アリュメールにお越しくださいね。










