アリュメール通信
食べ疲れに生姜。薬膳鍋で学んだこと。 [大阪・淀屋橋店]
皆さま、こんにちは。ネイリストの山中です。どんどん暑くなり、梅雨の嫌な季節ですね。。。
以前にもこちらのブログでお話ししていた、あの“予約の取れない薬膳鍋”のお店へまた行ってきたお話をしますね。
前回一緒に行った友人が「また行きたい!!」と熱望していて、なんとか予約を取って再訪。
友人が営んでいるお店なのですが、毎回本当に学びが多い。
ただ美味しいだけじゃなくて、「身体が整うってこういうことなんだ」と実感させてくれる場所です。
この日も主役は、たっぷりのきのこたち。
季節ごとに内容が変わるのですが、その時の身体に必要なものを組み合わせてくれるので、毎回楽しみなんです。
薬膳というと「難しそう」「特別な食材を使うもの」というイメージがあるかもしれませんが、実はすごく身近なもの。
中国の伝統医学である中医学の考えをベースに、「身体を冷やしているのか」「巡りが悪いのか」「疲れているのか」など、その時の体調や季節に合わせて食材を選ぶ“食養生”の考え方なんですよね。←もちろん友人から教えていただきました(笑)
最近は“腸活”や“温活”という言葉もよく聞きますが、薬膳ってまさにその原点みたいなものだなあと感じます。
その日、特に印象に残ったのが「生姜」の話でした。
わたしは胃は丈夫な方なのですが、暴飲暴食が続くときは胃薬を飲むこともあります。
韓国旅行が大好きで、3ヶ月に1回くらいのペースで行っているのですが、美味しいものをたくさん食べるので、食べ疲れしてしまうこともあって…。
そんな話をしていたら、
「胃腸薬を飲むなら、生姜!」
と教えてもらったんです。
しかも今の季節は“新生姜”があるから特におすすめだと。
気になって帰ってから、生姜について色々調べてみたのですが、想像以上に“胃腸に特化した食材”で驚きました。
薬膳や漢方では、生姜は身体を温めて“気”の巡りを良くする食材として昔から重宝されているそうです。
調べてみると、生姜にはこんな働きがあるそう。
・胃を温める
・消化を助ける
・吐き気を抑える
・身体の余分な水分を流す
・発汗を促して巡りを良くする
・冷えによる胃もたれを改善する
漢方では特に「胃腸を整える代表食材」として使われることが多く、有名な漢方薬にもかなり入っているそうです。
たとえば…
・葛根湯
・小青竜湯
・半夏瀉心湯
・人参湯
など。
風邪薬のイメージが強かった葛根湯にも生姜が入っていると知ってびっくりしました。
さらに面白かったのが、“生姜”と“乾姜”の違い。
【生姜】
・身体の表面を温める
・吐き気を抑える
・巡りを良くする
・発散作用がある
【乾姜】(乾燥させた生姜)
・身体の芯を温める
・胃腸の冷えに強い
・冷え性向き
・温める力がさらに強い
同じ生姜でも状態によって作用が違うなんて、漢方の世界って本当に奥深い…。
さらに、生姜に含まれている成分についても調べてみました。
【ジンゲロール】
→ 生の生姜に多い成分
・胃腸の働きを活発にする
・殺菌作用
・血流促進
【ショウガオール】
→ 加熱すると増える成分
・身体を芯から温める
・冷え改善
・代謝アップ
だから、
・食べ疲れや胃もたれには“生姜”
・冷え対策には“温かい生姜湯”
が良いと言われているみたいです。
特に胃腸が弱っている時は、“冷え”が原因になっていることも多いらしく、冷たい飲み物や疲れ、ストレスで胃の働きが落ちると、食欲不振や胃もたれにつながるそう。
たしかに韓国旅行中って、冷たいカフェドリンクも飲むし、刺激物も多いし、移動で疲れるし、意外と胃腸には負担がかかっていますよね。
そこで生姜。
しかも加熱したものだけでなく、新生姜のようなみずみずしいものを少しかじるだけでも違うらしく、半信半疑で試してみたら、本当にスッとするんです。
口の中がさっぱりして、重たかった胃が軽くなる感じ。
しかも薬膳鍋でデトックスした次の日から、まさかの韓国旅行で(笑)
タイミングが完璧すぎて、自分でもびっくりしました。
でも、その時にも早速この“生姜知識”が役立ったんです。
韓国って、本当に美味しいものが多いですよね。
サムギョプサル、カンジャンケジャン、チゲ、屋台グルメ…。
ついつい食べすぎてしまうし、辛いものや脂っこいものも多い。
以前なら食べ疲れしてしまうこともあったのですが、今回は食後に生姜茶を飲んだり、市場で買った生姜を少し食べたりしていたら、かなり快適に過ごせたんです。
韓国では“生姜茶”も定番で、甘いだけじゃなく身体がぽかぽかしてくる感じがあって、ホテルに戻る頃には胃の重たさがかなり軽減されていました。
「あ、こういうことか」
って、実感しました。
薬に頼る前に、まず食材で整える。
それってすごく自然で、身体にも優しい考え方だなあと改めて感じました。
薬膳って、“特別な健康法”じゃなくて、季節や体調に合わせて食べるものを少し意識することなんですよね。
春は巡りを良くするもの。
梅雨は余分な水分を出すもの。
夏は熱を冷ますもの。
秋冬は身体を温めるもの。
そうやって自然に合わせて身体を整えていく。
今回の鍋も、きのこ中心で身体に負担が少ないのに、食べ終わる頃にはじんわり汗をかいて、翌朝の身体の軽さが全然違いました。
きのこ類も薬膳では“余分なものを外に出す食材”と言われることが多いそうで、むくみや湿気が溜まりやすい季節にはぴったりなんだとか。
“デトックス”という言葉をよく聞くけれど、無理な断食や極端なことをするより、身体が喜ぶものをちゃんと食べるほうが大事なのかもしれません。
最近は忙しいと、ついカフェラテだけで済ませたり、適当に食べてしまったりする日もあるけれど、やっぱり食べるものって身体をつくるんだなあと実感。
とりあえず今は、冷蔵庫に新生姜を常備しています。
胃が重たい時、食べ疲れした時、旅行中にもおすすめ。
友人のおかげで、またひとつ“身体との付き合い方”を教えてもらいました。
嫌な季節も、健康にすごしたいなと更に考えた美味しい食事会でした。









