アリュメール通信
冷えにおすすめ!「しょうが」の力で体を温めよう [大阪・淀屋橋店]
寒い時に食べるものとして、お鍋やスープ、香辛料などで体を温める方も多いのではないでしょうか。
中でも体を温めると言えば、しょうが。
薬味や風味づけ、肉や魚の臭み消しにも使われたりしますね。
私自身も冷え性で最近はよくしょうがを取り入れたりしています。
そんな時に、しょうがの効果や調理法・活用法について調べてみましたので、
それをご紹介していきたいと思います。
●しょうがの特徴
しょうがの成分として代表的なのが、
「ジンゲロール」と「ショウガオール」と言われる成分。
「ジンゲロール」
生のしょうがに多く含まれている辛み成分のひとつで、この辛味成分が血行を良くして代謝を上げてくれると言われています。
また、免疫細胞のひとつである白血球を増やすことでも知られており、
白血球は、体を細菌やウイルスなどの異物から守る免疫機能で、免疫力向上や細菌の繁殖を抑える作用も期待できると言われています。
「ショウガオール」
ジンゲロールは、加熱するとショウガオールという成分に変化し、さらに体を芯から温めてくれる働きに変わります。
また胃液の分泌を促進して食欲を増進させてくれるので、食欲がないときや胃腸が弱っているとき、冷え性の改善やかぜ予防に役立つと言われています。
●しょうがの選び方
*皮に傷がなく、表面がなめらかでツヤと張りがあるもの
*肉厚でふっくらとしているもの
*しま模様が等間隔
*切り口がみずみずしく濃い黄色のものは、香りと辛味が強い
●保存方法
*常温保存
1つずつ新聞紙で包み、かごなどに入れて風通しのよい冷暗所に置く。
そのままおいてもok。
【保存期間:2週間】
*冷凍保存
使いやすく切って小分け冷凍がおすすめです。
【保存期間:1〜2ヶ月】
☆おいしい解凍法
凍ったまますりおろす。
丸ごとなら、解凍せずに凍ったまますりおろします。切って冷凍したものは、凍ったまま調理ができて便利です。
*干す
干すことでショウガオールが増し、しょうがの効果がアップします。
【保存期間:3ヶ月】
☆方法
薄切りにしてザルに並べ、2日ほど干す。
室内なら1週間ほど。
カラカラになるまで乾燥したら、タッパーやガラスの容器に乾燥材をいれて保存します。
冷蔵庫には入れないで常温で保存するほうが風味が落ちません。
実も皮も煮物、汁物、紅茶などに使えます。
●調理のコツ
しょうがは、デコボコしているので、たわしなどでくぼみもしっかりと水洗いします。
しょうがの風味は、皮と果肉の間に多くあるので皮はむかなくてもかまいません。
気になる方は、薄皮をむいてから使うと安心です。
レバーや魚などの生臭い食材には、しぼり汁をかけると臭みが消えます。
また、せん切りにして酢の物や煮物の上に天盛りにしたり、薄切りにして炒めれば、料理の風味づけになります。
●おすすめしょうがの取り入れ方
【しょうが湯】
<材料>1人分
・しょうがスライス・・・2切れ
・はちみつや黒糖・・・小さじ1
・湯・・・150ml
<作り方>
①しょうがスライスは細かく刻む。
②コップに①、はちみつや黒糖を加えて湯を注ぎ、よく混ぜる。
※片栗粉などでとろみをつけてくず湯のようにすればより温まります。
※甘味はお好みで。はちみつや黒糖の他にゆず茶のようなお好みのジャム状のものを加えてもOK。
【ジンジャーティー】
<材料>
・ティーバッグ 1個
・干ししょうが 2g
・はちみつ 小さじ2(お好みの量で)
<作り方>
①ポットにティーバッグ、しょうがを入れて300mLをそそぎしばらくおく。
②カップに注ぎ、お好みではちみつを混ぜる。
●昔の人の知恵〜民間療法〜
熱湯にしょうがのしぼり汁と黒砂糖またははちみつを加えたしょうが湯は、発汗、保温作用が高まります。
肩こりや腰痛、打ち身には、おろしたしょうがに小麦粉を加え、布に伸ばして患部に湿布すると痛みがやわらぐと昔の人は外用薬として取り入れられてたそうです。
しょうがは気軽に取り入れやすいので、体の冷えを感じたときや風邪のひき始めにぜひしょうが湯を作って体の内側から温めていきましょう。
またコロナ禍で、運動不足や筋力低下を感じている方が多いと思います。
筋力低下は、代謝が下がってしまうことにもつながるので、自分で熱をつくる力が弱くなります。
私が今行なっているおすすめ温活法は、
ウォーキングや下半身の筋肉トレーニングを行い、お風呂にゆっくり浸かって、白湯やしょうが湯を取り入れることです。
トレーニングが苦手な方は、とにかく外から熱を入れてこまめに体を温めることを心がけてくださいね!
まだまだ寒い日は続くので
これからも寒い冬を乗り越えていきましょう♪